その他の山

半月山~切っ掛けは偶然に~(08.11.09)

初めまして! Icchyouと申します。

三百名山の記録を残すべくを始めたこのブログ。
初投稿は半月山といういきなり三百名山外の山から始まります。

初登山エピソードでなぜこんなマイナーな山になったかというと
自分は登山という夢を追う前に全都道府県の展望地で夜明けを見る
“俺たちの夜明け”というプロジェクトを掲げ挑戦していました。
夢はまだ駆け出しの頃でまず関東6県を攻略すべく走り回る最中。

そして旅の舞台は栃木県へ。
中禅寺湖で夜明けを見る計画だったのが霧で視界不良・・
打開策として急遽探した新たな夜明けポイントとして浮上したのが半月山展望台。
そう、切っ掛けは偶然だったのです。



駐車場からの眺望。薄霧の中連なる山脈が見えテンションが高まる野郎共。

高まるテンションに任せて卍ジャンプを繰り出す弟

そして駐車場の奥に【半月山展望台↑】とかかれた白い看板を発見。
『展望台だって!行こうぜ!!』
高まり切ったテンションに任せて野郎共は山への一歩を踏み入れた。

昂る気持ちを抑えられず展望台まで競争し始める。

『ハァハァ・・て、展望・・台?いやこれ登山道だろ』

笹森の急登が延々と続く。
予想と違う道が続いていて動揺する面々。
そして先ほど走った影響が酸欠として現れる。
『ハァハァ・・ナズェダ・・荒くなった呼吸が戻らない・・・!?』
まだ高山という概念がなく急に出た体の不調に全員戸惑う。

青白い顔をしながらどうにかたどり着いた展望台。
そこからの景色は・・・

おおおお!
中禅寺湖の向こうにある雄大な男体山とそこに伸びてゆく半島!
駐車場からは見えなかった北側の景色が一気に開ける。
予想していなかった景色に曇りなど気にせず感動。

酸欠で落ちたテンションが戻り写真を撮りまくる若き日のワタクシ。
展望台にはさらに案内板がありその先には山頂があるようだった。
ここまで来たなら行かねば男じゃない!
ノリに任せて野郎共は頂上を目指す。


足場の悪い急登りを駆け上がり・・・

15分ほどで山頂到着。
景色はない。けど心地いい疲労と充実感が体を満たす・・

・・とはいかず動くのをやめた瞬間酸素が回らず顔面蒼白になる弟。
シャモジのような顔になりダウンw
体も冷えてきたので早々に撤退を決める。

俺たちは確かにここに立った。
満足だ。下山しよう。

下りは体への負荷も小さく秋風を切りながら
自然の中を歩くのはとても気持ちがよかった。

ほどなくして駐車場が見えてくる。
人生初登山はここで終了。
体はしんどいし足はガクガクだし夜明けは見れなかったし
結果だけでいえば散々だけど不思議と充実感があり皆笑顔だった。
山っていいもんだな、と漠然と感じたのを覚えている。

弟も元のテンションに復活w
皆の苦労を労いながら次の観光地へと旅立つ最中、
一人の男の心に火が灯ったのをこの時はまだ知らなかった。

ルートレビュー

難易度:E
一応展望台なので整備されており歩きやすい道です。
とはいえ岩や木の根は出ているため登山靴推奨。

体力度:E
標高1753m 標高差155m 平均斜度11.2°
登り0:30h(0.8㎞) 下り0:30h(0.8㎞)
コースタイム短いですが標高が高く斜度がほどよくあるので
スタミナは持っていかれます。

展望:C
半月山展望台では中禅寺湖・寺ヶ埼・男体山の見事な調和に感動。
山頂は樹林帯で景色なし。

総評:B
展望台というには遠く、登山というには簡単な頂。
普段登山しない人でも中禅寺湖に来た際は水と防寒具だけ持って
展望台まで足を運べば新たな世界が開けるかもしれません。

締めの一言
高所ではしゃいだら死ぬ。

こんな具合に感想・写真・ルートレビュー合わせた記載を作成していきます。
山の総合的なデータベースとして
皆様の役に立つ記事を書いていけるよう努力してきますのでよろしくお願いします!

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