その他の山

鍋割山~丹沢山塊の名店~(14.06.14)

SNSの集い第二弾。
前回の四阿山では代表者としか会えていなかったのだが
他のメンバーを含めた次回の登山計画が持ち上がっていたので再参戦。
日付を決め打ちしてメンバーを募ると自分を含めて4名ほど集まった。

山を決める段階で各自行きたい山をあげる中、
自分は『鍋割山はどう?』と提案してみる。
丹沢山塊南の一角にある何名山でもない特徴に乏しい山なのだが
山荘にて振舞われる『鍋焼きうどん』が名物として有名という噂を聞いていたのだ。

関東圏で標高もちょうどいい。
なにより鍋を囲んで皆で談笑すれば
初対面メンバーと交流を深めるのにはもってこいじゃないか?
このプレゼンにより満場一致で鍋割山登山が決定←
空腹を抱えながら約束の日を迎えた。



今回集ったメンバー
ケイタ、まみさん、マキの3名。
よろしく頼むぜ!( `ー´)ノ

戸川公園駐車場よりスタート。
眼前には青と緑と風のつり橋。登山日和の申し分ない快晴だ!

風のつり橋を渡る面々。
緊張と楽しみが半々の登山が始まる。

まずは丹沢山の大倉登山口を左に抜けて西山林道へと入る。

木漏れ日と新緑の気持ちいい林道。
互いの自己紹介や山歴を談笑しつつ歩を進める。

原付で渡渉チャレンジするおじさん発見。
実に斬新な登山スタイルだ。
このまま山頂まで行けることを祈っている←

林道6キロ程歩いた先の登山口には
水が汲まれたペットボトルが大量に置かれている。
看板を読むと鍋焼きうどんを食べる人はなるべく持ってきてくださいとのこと。
丹沢山荘の水はセルフ式のようだ。このトレーニング、受けて立とう。
女子は1本、野郎は2本ザックに詰めて出発!(; ・`д・´)b

林道で足慣らしは終わった。
ここから本格的な登山道へ!



やはりというか丹沢らしく景色はまったくないのだが
会話できる仲間がいるだけで不思議と辛さは和らぐもの( ˘ω˘ )

杉林の急登がずっと続く丹沢らしい登山道。
担いできた水の重量も肩に食い込む。
皆の口数も少なくなる←

ケ『ここアルプスよりきついかもしれない・・・(;´Д`)』
俺『まじで?そんなに!?( ゚Д゚)』
彼はアルプスを中心に登山軽々豊富なのだが
景色の有り無しでは精神的負担が相当違う様子だった。

ケ『Icchyou君アルプス登ったら発狂すると思うよw』
となかなか焚き付ける発言をしてくれるw
樹林ばかり登っている自分はアルプスでは無限の力を発揮できそうだ。
ああ、早く挑戦したいぜ!( ゚∀ ゚)

休憩しながらゆっくりいきましょ。
樹林で直射日光が無く足を止めれば涼風が駆け抜けるのが最高(´▽`*)

助け合い景色の無い標高差700mを登り切った我々。
いよいよ山頂が間近に迫りみんな笑顔に/ ^o^\



待望の鍋割山荘到着!
しっかり入り口には鍋焼きうどんアピール
1000円って山で出る食事にしては普通に安くないか?

マキちゃんも運搬お疲れ様でした!(^^)/
2Lボトルを店に献上し早速うどんオーダー。

まだかな・・・まだかな・・・

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

想像以上にボリュームミーで面食らう。
ほうれん草、しいたけ、油揚げ、ナルト、半熟卵と具沢山。
二人分くらいありそうなのにこれで1000円って普通に破格では?
もう我慢できないブヒ🐷←

一瞬で間食( ꒪﹃ ꒪)
消費してきた水分と塩分が五臓六腑に染みわたる。
暑い中でアツい鍋を食うってなにこの幸福感。
冬にコタツに入りながらアイスを食うみたいな?

野菜もばっちり入ってて食べ応えもあるし満足感が半端じゃなかった。
食べ終わった鍋は山名の通り割って返・・・してはいけませんよ?←



うますぎて昇天しかけるワタクシ←

鍋を返しに行った際にメニューを発見し光の速度で注文。
鍋割山荘登山者の心理を理解しすぎだろ。

俺『旨味、塩味、甘味ときたら次は苦味ほしいよねぇ?(・`ω・)』
と、ドヤ顔で切り札を放つ。

ケ『わかってるねぇ!( ゚Д゚)』
マキ『うまそーありがとう(´▽`*)』
まみ『ガスはあるよね?(^ω^)』
俺『ほんとすいませんでしたm(_ _)m』
四阿山でのやらかしは今後ずっといじられ続けるのだろう←

ケ『うめえええええ!』
雄叫びをあげるケイタ。この表情が欲しかった(´∀`)



腹も満たしたことだしそろそろ景色を見よう←
山頂は草原になっていて寝転ぶ人多数。
満腹後にこれはたまりませんわ。

少し先に進むと神奈川の街並みと相模湾を一望。
ちょっと汚いもん映ってるけど気にしない←

山頂標識で皆で記念撮影。
集合写真なんて撮るの何年ぶりだろう。
( ゚д゚)ハッ!・・・これがリア充?←

皆『そういえば時々見かけるジャンプ写真どうやって撮ってるの?』
俺『見せてやろう、今だ!俺は鳥になる!\( ゚Д゚)/』
テンションが上がったのでいつものジャンプ写真を皆さんに披露。
うまい具合に気持ち悪い写真が撮れる。

まみ『合成感ww』
マキ『関節どうなってんのwww』
ケ『仕事辛いときこれ見て頑張るわwwww』
と最大の誉め言葉を獲得←



笑いも腹も満たされて次は景色がもう少し欲しい所。
少しだけ山稜を東方面に縦走してみよう。

素晴らしいブナ林が広がる。
丹沢って稜線は本当に素晴らしいんだよな・・・

一部景色の開ける場所が。
去年歩いた丹沢山~蛭ヶ岳の稜線が見える。

そして更なる絶景。
神奈川の街並み、相模湾そして真鶴半島まで一望。
初めて登った時の感動が呼び覚まされる景色だ。

これで全ては満たされた。
山から戴いたエネルギーを脚力に変換。
二股の分岐から小丸尾根を下り西山林道に合流して下山した。

駐車場着。
心地よい疲労と最高の笑顔に包まれた一日だった( `・ω・´)

俺『今日はありがとう!また登ろう!』
拳を合わせて再会を誓う。
初対面だし経験値も違うけど自然が好きという一心だけで
こんなにも仲良くなれる。山って本当に素晴らしい場所だと再認識。

この人数で登山したのは初めてだけど
いつもより山頂までの道のりがあっという間に感じた。
辛さも分かち合えば少なくなる。
半面、会話に夢中になりすぎあまり山と向き合えていかった気もする。
景色が少ないという山容もあるけどいつもより撮影枚数が少ないような・・・
どちらの登り方にも一長一短あるのかもな( ´_ゝ`)

でも人との関りによって自身の性格が明るくなっているのは間違いない。
今回は新たな世界を教えてくれたグループの皆に大きな感謝を伝えたい(‐人‐)

ルートレビュー

難易度:E
登山者は多く登山道の整備も行き届いているため
危険個所はありません。

体力度:C
標高1272m 標高差990m 平均斜度6.2°
登り3:40(9.2km) 下り3:30(9.5km)
標高は低いのですが思わぬ標高差と歩行距離に加え
水を担ぎ上げるというマナーが重なるため体力の消耗は想像以上。
更に丹沢特融の景色の無さが加わるためいろいろと試される山です。

展望:D
山頂は南側の展望が開け相模湾が一望。
二股分岐までの稜線で数ヶ所視界が開け丹沢の稜線などが見渡せます。

総評:D
工程の長さと景色のバランスは悪いですが
何よりも山荘で食べれる鍋焼きうどんが格別!
これを食べるためだけに登る価値がある一座です。

締めの一言
ソロで登れば、記憶が残る。
皆で登れば、想い出が残る。

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