百名山

百名山41座目:日光白根山~晩夏の晩餐~(14.08.31)

SNSの集い第六弾。
遠征を終えて一息ついているとグループからお誘いが。
北海道ではソロ活動頑張ったしそろそろ賑わいも恋しくなっていたし
丁度新しい登山靴を買って履き慣らししたかったので乗ることに。

他に日程会いそうなメンツを3人ほど招集。
全員初心~中級者のため関東エリア日帰りで
未踏の山を探すと日光白根山に目が留まった。

群馬と栃木の県境にある関東最高峰2578mの火山。
かつて男体山から見えた雄姿が美しかったのを思い出す。
登山道はおおまかに4本あり
丸沼高原スキー場のロープウェイを使うルートが最短だが
金かかるのと簡単すぎるので却下。
コースタイムと標高差のちょうどいい北側の菅沼登山口から入山決定。

夏の最後を締めくくるべく、登山口へ走り出した。



前夜に菅沼駐車場へピットインして車中泊&テント泊にて夜を明かす。
今回は車持ちのメンバーが居たので拾ってもらうことにした。
前泊用装備と翌日の山飯まで作ってくれるというではないか。
北海道で疲れていたし素直にお世話になろう(‘ω’)

今回集まってくれたのは
・イズ(運転&料理担当)
・せいちゃん(カメラ担当)
・てら(コミュ力担当←)
というスキルの異なる新顔3名。
いきなり女子二人のザックの種類&色&時計が一緒という
奇跡が起こったので出発時に記念撮影📷

序盤は深い樹林帯が続き景色を感じられる気配はない。
最初だけ平坦路であとはずっと急登を登り続ける。

樹林帯には時折太陽光が差し込み神秘的な雰囲気を作り上げる。
景色が無いのも決して悪いものではないな(*´ω`)

足元にはいかにも毒持ってます感あふれ出るキノコが。
ベニテングダケっぽいけど若干違うような・・まぁ触らぬキノコに祟りなし。

どこまでも木で覆い尽くされており本当に森が深い。
取れ高がない分会話は多くなり各メンツの
人となりをよく知ることができたのは幸いかな(*’▽’)



2時間ほどで長い樹林を抜け弥陀ヶ池へと出る。

撮れ高が無かった分ここぞとばかりに自慢のカメラが火を吹くせいちゃん←

湖面をよく見ると枯れ木と藻が奥深い世界を作り出している。
これは撮りごたえありますわ。

弥陀ヶ池で開放的な気分になった我々を空を舞う←
・反り1位→俺
・高さ1位→イズ
・手の形1位→せいちゃん
・服の捲れ1位→てら
飛び方にもしっかり個性が現れるもんだw

小休止の後再び登り始めるが
雲と霧は濃くなる一方で途方に暮れる我々・・・

こんな時でも仲間がいれば自然と楽しくなるもの。
写真だけでも賑やかな雰囲気を残そう\(^o^)/



山頂直下の岩場から弥陀ヶ池を見下ろす。
少しでも景色を期待したのだが・・・

このザマ(´;ω;`)
数メートル先の視界もない濃霧となってしまった。

どんな天候でも山頂では笑顔を忘れずに!(*´▽`*)

リア充感あふれる三角点タッチ←
俺たちは確かに頂を取ったのだ。
天候は霧雨となってきたので山頂からは早々に撤退。
なぜなら本当の楽しみはこの後にあるからな!(゚∀゚)



弥陀ヶ池湖畔にてヤマメシターイム\(^o^)/
今回はイズ料理長にすべておまかせ。
巨大なブルーシートを展開したかと思うと
ザックから様々な食材が4次元ポケットのごとく飛び出してくる( ゚Д゚)

あっという間にブルーシートが埋め尽くされ調理が始まる。
手際よくアシストに入るせいちゃん。
この二人は何度か一緒に登山しているとのことで息もぴったりだ。
・・・手伝うことも座る場所もないので撮影に勤しむワタクシ←

風防にパン焼きグリルに生野菜・・だと!?
キャンプレベルのアイテムが次々と飛び出してきて度肝を抜かれる( ゚Д゚)

さらにシャケのホイル焼き!?
ハイもう間違いないないやつ(゚∀゚)

ダメ押しの焼きマシュマロ!!!
完全にキャンプです。ありがとうざいました。

さすがに何もしないのは申し訳なさすぎるので
コーヒーで精いっぱいの対抗心を燃やしてみました←



すべての調理完了、いただきまーす!\(^o^)/

どれもうますぎて山にいることを忘れ実家にいるような安心感を感じた。
いつもレトルトカレーとかラーメンばかり食べている自分には感動的な体験。
もちろん山だとレトルトでも全然おいしく感じるのだけど
やっぱ生食材手作りの味には敵わなかったなぁ・・・
イズ料理長、本当にありがとう!(´;ω;`)

食後を見計らったように霧が追いつき弥陀ヶ池も雨の領域に
機材を素早く片付け逃げるように撤退した。

1時間で登山口へ帰還!
天気は残念だったけどテンションは高いまま山行を終えることができた。
旨い飯と仲間が居ればどんなときも楽しく過ごせると再認識させられた。



この感動は俺の得意分野で何かで恩返ししなければ。
俺の得意分野といえば・・・ダム!( ゚Д゚)
ちょうど近くに面白いダムがあったことを思い出し
寄り道がてら皆を案内することに。

向かったのは菅沼の隣にある丸沼を構成する丸沼ダム。
遮水壁を柱で支えるバットレスという全国で8基しか存在しない
珍しい形式でありながらその見学方法もまた独特なのだ。

俺「はい、皆さんにはこれに乗ってもらいまーす!」
三人「( ゚Д゚)!( ゚Д゚)?(゚∀゚)♪」

湖面に浮かぶドラム缶でできたイカダことトムソーヤ号。
これをロープで引っ張り湖の真ん中にまで行くことでダムの見学が可能となるのだ。

湖面の真中から丸沼ダムの堤体が現れる。
格子状の柱がマンションのようでぱっと見全然ダムには見えない・・・
バットレス型式の中では一番堤高が高くいまだ稼働しつづけている
稀有な存在であるため重要文化財に指定されているとのこと。

見上げるイズ。
撮影する星ちゃん
邪魔するてらぽん←

ここでもキャラが出ていて微笑ましいw
マニアックながらも湖面移動のアクテビティは初心受けも抜群だった。
少しでもダムの魅力を伝えることができたかな?
その後温泉にて旅の汗を流し、再開を誓って解散した(^^)/

振り返れば8座登り8人と出会った8月は怒涛の勢いで過ぎていった。
体力、経験、人脈は広がり続け留まるところを知らない。
山は終わりの季節となる秋に突入。
まだまだ未知なる景色を求めて、最後まで駆け抜けるぞ!

ルートレビュー

難易度:D
前半は樹林・後半は岩場の急登が続きます。
いずれもよく整備されている一般的な登山道です。

体力度:D
標高2578m 標高差842m 平均斜度14.3°
登り3:45(3.4km) 下り2:20(3.4km)
斜度はありますが距離も短いため一般的な体力で登れます。

展望:E
雨のため景色的には撮れ高なし。
弥陀ヶ池までは樹林のため晴れていてもC判定と言ったところです。
山頂は360°の展望があり、
関東北部の名山や尾瀬の山々が一望できる絶景が広がります。

総評:C
樹林をゆく菅沼コース。
尾根道をゆく金精峠コース。
楽々ロープウェイの丸沼コース。
ガッツリ登山の湯ノ湖コース。
と、距離と難易度に幅があるため
初心者~中級車まで楽しんで登れる山。
景色も良くかつ関東最高峰という肩書きがあるため
富士山の前哨戦に狙う価値のある山とも言えます。

締めの一言
これからは山飯を極めるという道も歩いてみよう。


一足目が北海道遠征で少しくたびれ感出てきたため
新たに仲間に加えた二足目の登山靴・ノースフェイス ヴェルトS4K。
以下使用した感想です。

重量△
片側725gと若干重め。

耐久性△
ハードに使い倒したというのもありますが
1年程度で先端のラバーが剥がれてきて浸水するように。

フィット○
中間的な硬さで5回程度の登山で自分の足になじみました。

デザイン◎
自分が買った当時の赤/シルバーのツートンカラーは非常に好み。
半面シルバー部分の表面が岩などで剥がれやすく
やはり耐久性に難ありという欠点は残ります。

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