三百名山

三百名山26座目:斑尾山~俺がガンダムだ~(20.08.02)

前回の登山から約1ヶ月。待望の梅雨明け!\(^o^)/
丁度夏休みを1週間後に控えていたので足慣らしがてらどこか登ろうと思い
長野にある斑尾山(まだらおやま)に挑む計画を立てた。

斑尾山は長野にある北信五岳の一つ。
長野北部にある麓からよく見える5つの山
妙高山、戸隠山、飯綱山、黒姫山、斑尾山の総称だ。
いずれも百、二百、三百名山のいずれかに指定されている秀峰ばかり。

山麓にはスキー場が併設されていて冬にスノーボードで来た事があったので
その時の記憶を塗り替えながらの登山となりそうだ。
登山を待ちきれず前日から準備を行い
仕事終わりと同時に光の速さで山へと直行した。




斑尾高原スキー場の駐車場で夜を明かし迎えた快晴の朝。
WRブルーパールの愛車とグラスグリーンのゲレンデが最高に映えるぜ(。-`ω-)b

麓のキャンプ場でくつろぐ人々を横目に7:00ゲレンデスタート!

整地された芝生を駆け上ってゆく。
既に向かうべきゴールが見えている安心感はあるものの
日差しからの逃げ場もないので歩き出して数分で汗だくに(;´Д`)



リフト1本分を上がった所に2ヶ所の展望案内盤があったので
まずは片方の【千曲川テラス】に寄り道。
・・・景色良いけど雲が多くてなんだかわかんねぇな( ´Д`)

あー、あの奥にある横に広いピークは岩菅山だ!
ちょっとそれ以外は判別できず。

続いてもう一つの展望地【日本海デッキ】に移動。
端の方にかろうじて日本海を確認できるがそれ以外目ぼしい山は見えず・・・
山頂に期待して先に進むとしよう( ´_ゝ`)



それにしても青と緑のコントラストが素晴らしい。
これぞ夏!という情景。

大木の下で直射日光を避け小休止。
木漏れ日を見上げると虫取りばかりしていた
少年時代に還るような感覚を覚える( `・ω・´)

花びらの散ったヤマアジサイも夏の始まりを教えてくれている(´∀`)



8:00頃に斑尾高原スキー場のゲレンデトップに到着。
衝撃破のような夏雲に覆われる空が美しい!

リフト管理小屋がちょっと邪魔で見えないけど
奥にあるのはおそらく妙高山。
もう少し登れば見えるかな?
そんな期待をもって歩き出した瞬間だった。

俺『ガン・・・ダム!?( ゚Д゚)』
そう、これはガンダムを象徴する頭についているV字状のブレードアンテナ。
ゲレンデからの登山道案内標柱の上に無造作に置かれていたのを発見したのだ。

なぜこんなものがここにあるのかはわからないが
ネタになりそうなんで山頂までもっていくことにした←


後日気になりすぎて調べたんだがどうも彼らの置き土産説が濃厚w
きっと転倒した際にこう言っただろう。
『たかがブレードアンテナをやられただけだ!』



少し進むと読み通り妙高山見えてきたけど・・・
肝心の山頂部には雲が( ´Д`)

休憩中のトンボにカメラ近づけても微動だにせず。
熱くて飛ぶ気力すら無さそうだった。

山頂の手前は樹林となり吹き抜ける風は清涼感を伴う。
さぁ、頂からは何を見せてくれる?



8:30に山頂到着・・・したんだけどまさかの樹林に囲まれ景色は皆無だった。
まじか、、、北信五岳の絶景が見られると思ってたのに(´;ω;`)

とりあえずさっき拾ったアンテナを記念撮影のお供に。
今なら刹那の名台詞、言ってもいいよな?
『俺がガンダムだ』←

山頂には薬師如来の祠。
この中には13体の像が祀られており、伝承によると取り出すと雨が降るんだそうだ。
ひとまず今日が晴れたことに感謝を告げる(-人-)

不完全燃焼で周辺をうろついていると大明神岳への看板発見!
眺望抜群とな!?逝くしかねぇ!ε=( ゚Д゚)



300mの水平樹林を走り抜けものの5分で到着!
そこからの景色は・・・

青に包まれた北信五岳と野尻湖!
絶景なんだけど見事に山頂だけ雲かかってんなぁ・・・w
既に踏破済みの俺じゃないとわからんぞ?

まー梅雨明けの清々しい空に囲まれるのは悪くない(´ω`*)
このまま山飯タイムに移ろうと機材をセッティングし始めた時だった。

ガス缶膨張しとるΣ( ゚д゚)!!
事前準備で灼熱の車内に1日置いてたのが仇になったか・・・あぶねぇ~
まあこの缶の裏のへこみは膨張したときの圧力を
逃がすためのものだからパンパンになるまで猶予はあるんだけど
それにしても心臓に悪い絵面だ( ´Д`)

この状態で使うべきではないんだけど
空腹に耐えきれずバーニングファイヤー。
沸かしてるとき爆発しないか気が気じゃなくて
結局食った気がしなかった(‘A`)



10:00頃下山開始。
北方面のタングラムスキーサーカスとの境界尾根を下る。
ずっと尾根路なので登りのルートより周辺の景色はよく見えるね。

こちら側のゲレンデトップに到着。
ブレードアンテナはここに置いていこう。
新たなガンダムマイスターに拾われてくれ←

熱さと景色を楽しみながら滑走するかの如く標高を落としてゆく。

二つのスキー場の分岐路から斑尾高原方面へ。
この看板、冬来た時覚えてるからもう地図が無くても迷わない!(^-^)


ゲレンデを下り切り斑尾高原麓に到着。
灼熱地獄にたまらずぶっ倒れる(‘A`)



ロードを歩いてスキー場まで戻ると
まさかの斑尾高原スキー場が営業中だった。
ここ夏はグラススキー場になってるのか!
エッジの引っ掛かり具合がどうなるか興味深いが転んだら絶対痛いだろうな・・・

11:00に下山。
南木曽岳に続き午前中でサクッと登り切れる山だった。
まぁ夏に向けての足慣らしと熱さ耐性はつけれたって感じ?

そしてこの斑尾山をもって北信五岳を完全踏破!
雨を耐え忍び山頂で見事に晴れた妙高山。
高難度の縦走路&飲料水が無くなって死にかけた戸隠山。
一日二座に挑戦したがどっちも曇りで心身打ちのめされた飯綱山&黒姫山。

振り返ればしんどかった記憶ばかり・・・w
その分俺をしっかり成長させてくれたことは間違いない。
これからはスノーボード&冬季百名山の
攻略対象として付き合っていくことになるだろう。
また半年後に雪化粧をした荘厳な姿で再会することを期待し、
山麓を後にしたのだった。



ルートレビュー

難易度:E
登山道の大半がゲレンデを登るだけのお手軽コース。
リフトトップから先の区間も整備された歩きやすい登山道になります。

体力度:E
標高1382m 標高差384m 平均斜度8.2°
登り2:15(2.7km) 下り1:15(3.9km)
標高差も距離も小さく大半がゲレンデなので安心安全。
とはいえ夏は直射日光を浴び続けるので多めの水と帽子必須。

展望:D
山頂は樹林の中で展望なし。
道中のゲレンデ一部と大明神岳にのみ展望ありなので必ず立ち寄るべし。
周辺にある飯縄山、黒姫山、妙高山、野尻湖の眺望が楽しめます。

総評:D
北信五岳の中では最も標高も低く展望もないため地味な印象。
反面スキー場の広さとコースバリエーションが豊富なため
冬に真の魅力を放つ山・・・かな?

締めの一言
さらば北信五岳。灼熱の想い出をありがとう!(´;ω;`)

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  1. […] 山頂から何が見えるかは大体わかっている。 斑尾山と同じく記憶を塗り替えるための登山となりそうだ。 […]

  2. […] 周辺には北信五岳(妙高山・黒姫山・飯綱山・戸隠山・斑尾山) という目立つ5つの火山群があるのだが […]

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