時は2011年。大きく変わったことが3つありました。
➀ワタクシ、春にミラーレス一眼デビュー!📷
ダムや観光地を撮影しまくる日々を過ごしておりました。
②ワタクシと同期、夏にライダーデビュー!o孕o==3
ダムや観光地を駆け抜ける日々を過ごしておりました。
➂ワタクシ、1年間山に登ってねぇ!( ゚Д゚)
ダムや観光地を駆け巡りすぎて山から遠ざかっておりました←
まずい、そろそろ行かないと体が山を忘れてしまう・・・
同期とそんな話をしていたら週末ツーリングがてら武甲山を登るとのこと。
彼は相変わらずソロで近場を攻め続けており現役の山男だった。
武甲山・・・確か秩父の山で山頂付近が石灰岩の採石場で階段状に削られている山。
麓から見えるその様と三角形の端正な山容から
ピラミッドのような異質な雰囲気を放っていたのが記憶に残っていた。
あれを登るとするとどういうルートなんだろう?
採石場をジグザグに登るのかな?気になる!こりゃ行くしかねぇ!!
バイクに乗りながら写真を楽しめるのは登山も同じ。
登山ライダー1号2号に変身すべく、俺たちは299のワインディングを颯爽と駆け抜けた。
同期の相棒:Kawasaki DトラッカーX(手前の青いやつ)
軽量快速のモタード。
山道では頼もしい相棒に。
俺の相棒:Kawasaki ZZR1400(奥のオレンジのやつ)
大排気量直線番長のメガスポーツ。
山道では重すぎて全くついていけません(;´Д`)
カワサキスト達は武甲山の入り口へとたどり着く。
登山道の入り口となる一ノ鳥居。
短距離ではあるがオフロードを走ることになるため同期はルンルン、俺はビクビク。
登山する前から疲れさせんなよ・・・(*´Д`)
入口には案内看板。様々なルートが取れるようだ。
同期『イッシュウシチャウ?』
俺『ワタクシブランクがあるんですのよ?』
同期『(・´з`・)』
今回は表参道ピストンで足慣らしといきます。
同期『イクゼー』
俺『ちょ、待てよ!』
物足りんと言わんばかりに初っ端からハイペースで飛ばす同期。
見上げると端正な杉林が頭上を覆う。
これは良い森林浴を楽しめる登山になりそうだ!
カワセミが山へと誘う。
登山道にはこういうさりげない演出が嬉しいね。
はいさりげなくないよ全然。
のっけからインパクトありすぎな光景が広がる。
誰だよこんな登山道攻めようと思ったのは・・・
よくみると通報済みとの張り紙があったのでいずれ回収されるだろう。
沢沿いをずっと登っていくと不動滝へとぶつかる。
森林浴の次は滝壺でマイナスイオンを吸い込める癒しの登山道が続く。
沢から離れて樹林を登ってゆくと平坦な大杉の広場に出る。
見上げるほどの杉の巨木が俺たちを圧倒する。
登山道としても丁度中間地点でここからピークまでは60分。
ベンチもあって休憩するにはもってこいの場所だ。
この先の2か所にも巨木ポイントがあり登山道にインパクトを添え続けてくれた。
ほどなくして武甲山御嶽神社の鳥居が見えてくる。
このあたりが山頂なのかな?お参りしてさらに奥へ進む。
やっぱここが山頂か!( ゚Д゚)
てっきり採石場のどこかを歩くものだと思ってたけど
登山道は裏の樹林に切ってあるので山頂まで景色はお預けなのがちょっと拍子抜け。
柵の先を覗いてみると・・・
秩父市街が一望できる絶景!
この範囲を写すには・・・魚眼レンズだ!
コンデジだと風景が収まりきらないことが多くストレスを感じていたが
レンズ換装で思想のままに風景を切り取ることができるミラーレス一眼は
登山とも相性ピッタリだった。
『武甲山は俺のニワダカラナ。記念撮影ナンテウカレタコトハシナイゼ?』
と、背中で語る同期。
人も多いので山頂を後にする。
同期曰くもう一つの展望所があるらしい。
東に歩いてすぐの所にもうひとつの展望所。
北東側の景色が望める。柵があって進めないが、この先は採石場に続いているようだ。
こっちからも登山ルートがあれば面白いのに・・・
他に景色良い場所は無さそうだし空腹でもなかったので
今回はこれにて下山することにした。
このボケ具合よ。
一眼があれば樹林帯でも植物の撮り方を工夫して楽しめるのが良い所。
もう秋も終わろうとしている。
俺の体力も終わろうとしている←
やっぱちょっとブランクあるとこの短距離でも膝がガクつくな・・・
大杉広場で撮影している登山者。
コンデジの画角に入れようとする必死さが下半身に現れている。
魚眼なら軽く上を向くだけでコレデスヨォ。
檻のような杉林。全てが異形の世界となる魚眼は何を撮っても楽しい。
俺『これすごくね?YOUも一眼買っちゃえYO!』
同期『アリヤナ』
カメラと山トークを繰り広げつつ楽しく登山道を駆け下りた♪
無事下山。久々の登山はやはり体力の低下は感じたものの
汗をさらってゆく冷えた空気感と全身で自然を感じる感覚は
始めて登った半月山や天城山がフラッシュバックする。
初心を取り戻し純粋に山の楽しさを思い出せた登山だった。
しかしバイクで登山っていいな。下山後も楽しみが待っているとは。
二つのアクティビティを同時に楽しめて帰宅するまでアドレナリンが出続ける。
趣味の融合で山の新たな楽しみ方が見つかった一座となった。
難易度:E
登山道整備済みで勾配も緩やか。
距離も短く山頂にはトイレあり。
何も持たずとも登れるレベルです。
体力度:D
標高1304m 標高差786m 平均斜度12.9°
登り2:40(3.5km) 下り2:10(3.5km)
3時間以下で登れますがそれなりに標高差があるため
体力は消耗します。
展望:D
景色があるのは山頂の北側のみ。
秩父の街並みを一望できる絶景を楽しめます。
総評:D
秩父市街地から近く誰でも気軽に登れるコースで
幅広い形で地元民に親しまれている山。
東京で言う高尾山のような位置づけにある山です。
締めの一言
登山ライドは帰宅後疲れが一気にきて気絶することがわかった(-“-)
今回山デビューさせたミラーレス一眼の現行モデル。
重量約400gで軽さと写真のクオリティのバランスに優れています。
性能違いでα6000,6100,6400,6600の4種類展開。
過去に6000と6100は使っていましたが雨や湿気に弱く
基盤が錆びて何度も修理する羽目になったので
登山で使うのであれば防塵防滴設計である6400,6600のどちらかがオススメです。
魚眼レンズとなるフィッシュアイコンバーター。
下記の単焦点レンズと組み合わせて使用します。
下からしゃくれば大空が画角に収まり、上から狙えば山の高さが際立ち、
水平にすれば超広角レンズとしても機能するため
登山では持っていおいて損はないレンズです。
フィッシュアイと組み合わせる単焦点レンズ。
軽量薄型のためズームレンズ不要な場合装備を軽くしたいときに役立ちます。