二百名山

二百名山5座目:榛名山~走り屋の聖地へ~(15.02.28)

2014年11月に相棒であるRX-8とお別れしてから約3ヶ月。
待ちわびたこの時がやってきた・・・

新たなる相棒、SUBARU WRX STI納車!\(^o^)/
どんな路でも駆け抜ける四輪駆動の脚。
いかなる状況からも加速するターボ。
リヤシートを倒すことで体伸ばして車中泊できる積載性。
操る愉しさ色褪せぬマニュアルトランスミッション。
・・・俺の要求を満たすのはもうこいつしか居なかった。

林道の向こう側にある登山口。
零下の雪原広がるゲレンデ。
新たな冬期遠征地となる東北や北海道。
RX-8では辿り着けなかった世界にようやく行けるんだ。
ナンバーは思い出深い山でもある富士山の標高。
富士重工業(スバル)製の車という意味も込めたダブルミーニングだ。
お前と共に、次の10年を駆け抜ける!(。-`ω-)b

時期を同じくして御嶽メンバーのイズも新たな相棒が納車されたと聞く。
これはもうミーティング&登山するしかアリマセンネェ?(゚∀゚)
適地を探し未踏峰である二百名山の榛名山(はるなさん)に狙いを定めた!

榛名山は群馬にある妙義山赤城山と並ぶ上毛三山のひとつ。
カルデラ湖を有した火山で周辺には外輪山のピークが乱立する複雑な山容をとる。
そして走り屋漫画である頭文字Dに出てくる『秋名山』のモデルとなっている山だ。
今宵俺たちで公道最速伝説を作ろうじゃないか(。-`ω-)←
ユーロビートを車内に響かせながら聖地へと赴いた。



前夜に榛名山麓の道の駅にてイズと合流。
彼の新しい相棒はトヨタの高級SUV・ハリアー。
お互いグレードアップした良いマシンになったな( ・∀・)b

互いの車を運転しあったり撮りまくったりスペックを自慢しあったりと
深夜の四駆ミーティングを楽しむ。一通り語り合った所で明日に備え
相棒の中に抱かれて眠りについたのだった_(´ω`」 ∠)_

翌朝からイズ料理長と料理対決が勃発。
朝飯担当は俺。自宅に余っていた食材を使いみぞれ鍋を作成!
大根おろしベースのつゆにポン酢が絡み絶妙な風味が広がる(´¬`)
昼飯担当の料理長は何を繰り出してくるか楽しみにしておこう。

腹ごしらえが終わり二台で榛名の峠を攻める・・・といきたい所だったが
頭金を使いすぎた俺がスタッドレスを買えず←
流石にノーマルタイヤで冬の峠を攻めるのは危険なためWRXは放置し
スタッドレス装着済みのハリアーで登山口まで運んでもらうことになった。
道中の展望地にて愛車とのツーショット。
ブラックボディに谷川連峰の白さが映えますねぇ(^-^)



10:00頃榛名湖畔に到着。
榛名山にはピークが沢山あるのだが今回は中心部にある榛名富士と
最高峰である掃部ヶ岳(かもんがたけ)の2座を登ることにした。
2月は当然冬山となるのでアイゼン&ピッケルを準備をして登山開始!

いや全然雪全然ねぇじゃん・・・( ´Д`)
まぁ南側は太陽当たるしこんなもんか。
アイスツールがただのデッドウェイトになりそうな予感がする。

樹林を黙々と登りながら振り返ると木々の間から浅間山が見えた!
あれくらいガチな雪山をいつか登れるようになりたいもんだ・・・

40分で山頂到着。
榛名富士にはロープウェイが併設されているため山頂は舗装された観光地。
そしてやっぱり雪はない( ´Д`)



山頂の景色を眺めるイズ。
奥には先日登った赤城山が見える。
今日は霞んでて遠望効かないなぁ・・・

山頂神社の絵馬をふと眺めていたら
書かれていた衝撃の内容に目を奪われる。
ここめっちゃご利益あんじゃん!!(\Д\)

こうしちゃおれん、俺たちも神頼みだ!
二人『年末ジャンボ当たって車のローン返せますように!(-人-)』
邪な気持ちMAXで祈りを捧げる野郎共なのであった←

下山は北側登山道から。
こちらは日が当たらない分雪は残っているもののやはり少ない。
アイゼンは未だ出番なし。



榛名富士を12:00頃下山。
ロードを歩いて車に戻り湖を半周して西側に移動。
こちら側は凍結した湖面と榛名富士が一望できる良ロケーション。
上から見下ろせば絶景なのは間違いなさそうだ。新たなる景色を求め、
最高峰の掃部ヶ岳(かもんがたけ)を目指し13:00に登山再開!

序盤は樹林の尾根歩き。
こちらはしっかり雪が残っておりそれなりに冬山感を楽しめる。

少し登ると視界が開けはじめ榛名湖周辺の街並みが見えてくる。
よく考えるとここの住民山頂に住んでることになるんだよな。
ちょっと憧れるわ(´∀`)

さらに進むと遮るもののない浅間山がドーンと正面に!
本当に雪山は美しいな・・・(*´▽`*)

山頂直下まで来て振り返るとようやく榛名山の全容が見える。
マジで複雑な形してるわ・・・いくつピークあるんだろ?
全山縦走とかやたったら楽しそう( ・∀・)



そして14:00頃山頂着。
結局アイスツールは全く使わず・・・(‘A`)
もうここ以外出番なさそうなんでキメ顔と共に写真に収めておいた←

周囲は樹林に囲まれ浅間山が若干見えるかなといったくらい。
まぁ景色はこれくらいでOK。
ここからが本当のお楽しみよ!

さぁお待ちかね、イズ料理長の山飯タイム!
ザックから出てきたのは巨大な肉!(  Д ) ゚ ゚
そうか!冬なら生肉持ってっても冷蔵状態になるから全然持つんだな。
これぞ冬山飯の醍醐味と言ったところか。

フライパンにホイルを巻き汚れ防止する
山ならではの小技を駆使していて勉強になる。
そして山頂に漂い始めるガーリックチップの香り・・・クソ美味そう( ꒪﹃ ꒪)

焼肉定食完成!<(^o^)>
赤城では実現できなかった初めての冬山飯。
暖かいごはんに肉の旨味が染み渡り一口目で感涙(´;ω;`)

普通の肉なんだけどマジで霜降りの高級肉クラスに化ける。
山で食うとなんでこんなに美味いんだよ・・・
シチュエーションって大事だと再認識させられた(´¬`)
こうして1時間ほど幸せな時間を過ごし、山頂を後にした。



ピッケルは積極的に撮影に使っていくぜ←
そして帰路の近くに硯岩(すずりいわ)という展望地があったので
寄り道をしてみると・・・

ちょ!ここ一番景色いいじゃん!( ゚д゚)
榛名湖&榛名富士が綺麗に構図に収まる絶景!
・・・山頂行く必要なかったかな?←

興奮して暫し撮影にいそしむ我々。
烏帽子ヶ岳をバックにカメラを構えるイズが決まってるぜ。



16:00掃部ヶ岳を下山し湖畔に戻ってくる。
空は晴れ渡り凍結湖面との見事なコントラストを見せる。
やっぱり登らなくてもよかry

ハリアーに揺られ榛名の峠を下る。
向かい側には先週登った赤城山が広がる。
いやぁ冬山ってほんと楽しいですわ(´ω`*)

道の駅に戻り相棒達と記念撮影して登山の最後を締めくくる。
赤城も含め冬山入門はこの2座でしっかり掴めた印象。
来シーズンこそはスタッドレス&足りない冬山装備を
もうちょい揃えて本格参戦したいと思う。

車談義、冬山登山、山飯の全てが充実した一日。
榛名山は新たなステージへと走り出した
俺たちの門出を祝う最高の一座となった!



ルートレビュー

難易度:E
冬季とはいえ雪は少なく
樹林帯も多くて危険個所もないため
チェーンスパイク程度で十分登れます。

体力度:E
標高1449m(掃部ヶ岳) 標高差345m 平均斜度15.3°
登り1:10(1.3km) 下り1:05(1.5km)
斜度はほどよくあるものの1時間程度で登れる
初心者向けの山です。

展望:D
道中はほぼ樹林帯に覆われており
各ピークや道中に少しづつ展望地があります。
近くには榛名湖&各ピークの景色。
遠くには赤城、谷川、浅間山の眺望が楽しめます。

総評:D
榛名富士は観光地化されているため登山感は少々薄め。
掃部ヶ岳も眺望ポイントは少なめのためピークハンター以外は
硯岩まで登れば十分かもしれません。

締めの一言
俺のWRXが・・・冬山に行けると教えてくれてる・・・!


赤城での冬山入門から学習して購入。
足首に巻いてアイゼンでのズボン切り裂き保護に使用します。
自分はこれでアイゼンを包み運搬時のケース代わりにするという
ちょっと捻った使い方をしていました。
市販のアイゼンケースは収納以外に使い道がないので
これで装備の軽量化を図ってみては?

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