百名山

百名山33座目:伊吹山~華麗なる頂~(14.08.02)

SNSの集い第五弾。
グループには関西方面にもメンバーも何名かおり、
そのうちの一人は百名山ハンターという情報を耳にしていた。
これは関西に行くタイミングで是非とも交流を深めねばならない( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ
夏に行けそうな目途がついたのでお誘いをかけてみることに。

俺『乙。近々関西の山登りに行くんだけど一緒にどうかな?』
新メン『ぜひ行きましょう!自分兵庫なんですがどの山にします?』
俺『ふむ・・・なら中間地点の伊吹山とかどう?』
新メン『お、登ったことないんでそこにしましょう!』
俺『タノシミデスネェ(゚∀゚)』
新メン『あ、一人友人捕まったんで連れていきますわ』
脳内俺:またこのパターンかw
俺『どんどん広がる山友の輪\(^o^)/』
新メン『よろしくっす!』

伊吹山は滋賀と岐阜の県境にある1377mの山。
琵琶湖の北東に位置するため山頂からはそれはそれは雄大な景色を拝めそうだ。
立地的に冬は雪も多くなり1927年には一日で1128㎝という
世界最深積雪記録を樹立した伝説を持つ山でもある。

伊吹山には少し縁がある。
2010年2月に岐阜の夜明けドライブをした際に立ち寄った
ツインアーチ138という展望施設があった。

最上階から景色を見渡した時にひときわ目立つ
冷厳なる雪山の存在が目に留まる。これが伊吹山との出会いだ。
『すげぇ迫力・・・流石に今は無理だがいつかの夏にあの頂に立てたらな』
という密かな思いを胸に抱いた。
4年越しの夢を叶える時が来たのだ!



そんなこんなで約束の日!
前日から高速を徹夜走行し深夜2時に道の駅伊吹の里にて気絶_(´ω`」 ∠)_
目覚めた朝には伊吹山が正面に迫る。
冬に見たときのような恐ろしい雰囲気はなく
フレンドリーな雰囲気のある低山といった印象。
あのときの夢、これから取るぜ!٩( ‘ω’ )و

集合時間より若干早くに登山口に早めにピットイン。
道の駅から数キロ先だったので焦らなくてよいな。
まだ二人は到着していないようだった。

入口にある登山道看板。
調べた限りだと一合目からの一般登山道と
伊吹山ドライブウェイを使った最短ルートの2本だのみと思っていたのだが
マイナーなルートもいくつか存在する様子。

ドライブウェイは通行料3140円と結構高額な上に
30分足らずであっさり登れてしまうので少々物足りない。
登山者を名乗るなら1合目から歩く以外の選択肢はねぇ!( ゚Д゚)و

水路を流れる流水音を聞いていたら眠くなってきたのでベンチで昼寝待機_(」 ∠ε:)_
到着した二人にたたき起こされる←

今回苦楽を共にするのは関西メンバーで百名山ハンターのタクヤ氏。
まだ踏破数は20前後とのことだが
野球やマラソンなどやっているゴリゴリのスポーツマン。
夏に北海道遠征やアルプス縦走を目論んでいるらしく
そのトレーニングのため今回は日帰りの伊吹山を
あえて宿泊装備で登るという気合の入れようだったᕦ(ò_óˇ)ᕤ

そんな彼が連れてきたのはジュン氏。
なんでも自分と同じくSNS経由で知り合い今回が初対面。
その割にはもう打ち解けており関西人のコミュ力を見せつけられる←
登山は初心者とのことだがスポーツインストラクターを務めており基礎体力は十分。
強力なバックボーンを持つ二人に俺はついていけるのだろうか?(;´Д`)



最初のちょっとだけ樹林を挟むとあとは視界良好。
ゲレンデのような緩い斜面を駆け上がってゆく。

登りながら雑談しつつ話題はカメラ談義に。
タクヤ『自分新しいカメラ欲しいんすよ!』
ジュン『私もそろそろ買い替えたいなと』
俺『ミラーレス一眼イイヨォ?』
タクヤ『何がすごいんすか?』
俺『ふふ、このオランジーナで解説しよう。
まず絞りを深くして取るとこのように全体にピントが合うよね?』
二人『ふむふむ』

俺『んで絞りを浅くするとこの通り!背景がボケているのが解るかい?』
タクヤ『おお!( ゚Д゚)』
ジュン『すご!( ゚Д゚)』
俺『コンデジでも同じことできるけどセンサー小さいからここまでボケてくれないのさ。
あとレンズ交換できるし表現の幅広がることまちがいなしだぜ!』
タクヤ『はい買います!( ゚Д゚)』
営業完了(゚∀゚)←

ジュンとも雑談するとなんとライダーと判明。
俺『まじで??俺今日ヴァイクで来たんよ!』
ジュン『ホンマに!?Σ( ゚Д゚) 関東からって遠くない?』
俺『山が呼ぶなら不可能はないんだよ・・・
行こうぜ、スピードの向こう側へ(゚∀゚)』
ジュン脳内:こいつ変態やん(‘A`)
順調に仲を深める我々一行←

気づけば登山道も5合目。
このあたりから急登のジグザグとなる。

重い荷物で冷蔵庫から出したペットボトルの如く汗だくになるタクヤ(;´Д`)
軽い荷物のくせに暑さでばてる自分(;´Д`)
安定したペースと澄まし顔で黙々と先陣を切り続けるジュンε=(˙ー˙)
彼女の才能の片鱗を垣間見た←

振り返ると結構登ってきたことがわかる。
画面端には琵琶湖の沿岸も確認できる。
山頂からはどんな全景を拝めるかな?(´▽`*)

急登を登り切ると雲に突入\(^o^)/オワタ
・・・山頂からは何も拝めそうにないな(´;ω;`)



とりあえず山頂にある日本武尊(ヤマトタケルノミコト)像前で記念撮影!

天気の回復待ちつつ儀式といきますかね。
今回は初心者のジュンのために二人で多めに作って提供することに。
最近レンチン米がコッヘルに丁度入ることに気づいたのだ。
上下を入れ替えつつ熱湯で均等に温めてゆく。

米を引き抜きそのままレトルトパウチをダブルバーニング!
もうなにができるかお分かりですね?

俺『ほい、グリーンカレー完成!(; ・`д・´)b』
タクヤ『おお!俺グリーンカレー一番好きなんすよ!』
俺『更にこの上にガラムマサラをぶっかけてですね・・?』
タクヤ『はい間違いないやつ!( ゚Д゚)』

タクヤ『うめえええええ(゚∀゚)』
ここまで狂喜乱舞してくれると
頑張って作った甲斐があったといいうものだ←温めただけ

もう一つは普通の欧風カレー。
安定した旨さだが山で野菜が食えるというのが最大の利点だと思う。
米とパウチはちょっと重いのがネックではあるが
どこでも買えるものを簡単に温めて食べられる幸せに勝るものはない
これからはメインの山飯に採用していこう!

カレーを3人でローテし腹を満たす。
タクヤはミネストローネを作り暖かい野菜の甘みが染み渡る・・・
最後はダブルコーヒーでフィニッシュし3人の心体はしっかり温まった!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ



やはり天気は良くならないので伊吹山ドライブウェイの駐車場まで降りてみることに。
登山道は3本あり今回は最短の中央登山道を使ってみた。

山頂から既に駐車場が見える。
この距離だとやっぱ物足りないよなぁ・・・
わりと山頂にも普段着の人が多く観光地化してしまってる感じ。

遊歩道の周囲をは高山植物の花畑だった!
タカネナデシコ・・・

シモツケソウ・・・

メタカラコウと色とりどりの花が遊歩道を覆う。
天気悪くてもこれだけで十分登山気分を味わえる!
だが駐車場に降りた途端土砂降りの雨が。
今日はもうダメそうだ・・・(;´Д`)
しばらく雨を凌いだ後、再び中央登山道にて山頂へと戻った。



稜線を這う幻想的な雲。
これも一つの山の姿。
この時にしか見れないものを写真に収めていこう📸

体もテンションもクールダウンする二人・・・
関係も冷え切らないうちに下山しましょ!←

くっそー結局琵琶湖半分しか見れなかったじゃないか・・・
また来ましょう(´;ω;`)

下りもなんだかんだ雑談は盛り上がり気づけば登山口に。
伊吹山、そして二人とも楽しい一日をありがとう!v(*^^)v

麓の温泉で一日の疲れを癒す♨
最初はぎこちなかった二人も
俺の滲み出る変態性と関西ノリの相乗効果で
最終的には大分打ち解けることができた・・・よな?←

俺『タクヤはこれから北海道遠征とアルプス縦走するんだよな?
予定合いそうだったら俺も参戦してよいか?』
タクヤ『いきましょうや(=゚ω゚)ノ』
俺『おけ、それまでにガッツリ鍛えておく!
そしてジュンはいつか登山ライドしよう!』
ジュン『行こうぜ・・・スピードの向こうがry←』

こうして楽しい関西遠征はお開き。
友人が増えるほど新たな山とエリアを開拓できている気がするなぁ。
会いに行くことが挑戦へのモチベーションとなるのだ。
これからも俺は前に進み続ける。
試される大地での再開を誓い、
再び関東への夜闇を走り出したo孕o=3

ルートレビュー

難易度:D
山頂直下付近は急登ですが
危険個所の無い一般的な登山道です。

体力度:C
標高1377m 標高差1164m 平均斜度14°
登り3:50(4.8km) 下り3:13(5.7km)
コースタイムと距離は短いものの
標高差は大きく斜度も後半になるにつれ
大きくなるため体力の温存が大事な山です。

展望:B
1合目付近のみで樹林であとはずっと視界の効く登山道。
登るにつれて鈴鹿山脈や琵琶湖の眺望が得られます。
山頂は曇ってしまったのでBとしますが
晴れていれば北アルプス、白山、琵琶湖を
一望する絶景を拝めるためA判定となります。

総評:B
山・湖・植物を同時に堪能できる上に山頂までは
ドライブウェイ&登山道という2種類の選択肢あるため
初心者から上級者まで楽しめる懐の広い山です。

締めの一言
山と飯は友情を深める最高のツール。

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