百名山

百名山36座目:十勝岳~地平線の彼方へ~(14.08.12)

羊蹄山を降りてからすぐ次の山に挑みたかったものの
台風が近づいてくることが判明┐(´д`)┌
通り過ぎるまでの2日間は下界を観光しながら過ごすことにした。

8月10日。
積丹半島先端にある神威岬へ。
切り立った崖、蒼い海、稜線を貫く遊歩道。
北海道一岬感のある素晴らしい絶景!

続いて小樽運河へ。
非日常感あふれる情景・・・俺旅してますわぁ(´▽`*)

更に札幌方面へ移動し大通公園でとうきびを貪る。
下のちょっとグロいやつは『黒もちとうきび』という品種で
甘くない代わりにもちもちとした触感と香ばしさ病みつきになる旨さ。
生産する農家が少ない上に日持ちしないらしく
市場にはほとんど出回らないレアものらしい。

塩振って食べるとこっちのほうが全然美味いんだよな・・・
また北海道訪れた時の楽しみとしたい(*’ω’*)

スズメが飯に付き合ってくれるから孤独な旅でもさみしくないぜ(血涙)

残念観光スポットと言われがちな札幌市時計台。
周辺のビルが映らないように撮るのがコツ←



そして台風の直撃する8月11日。
フラワーランドかみふらのより大雪山方面を眺める。
山頂は激しく動く雲の中にあり、今日行けないことは明白だった。

美瑛方面へ移動しケンとメリーの樹を見る。
吹き荒ぶ雲が樹の美しさを増大させる!(゚∀゚)

マイルドセブンの丘。
マジで美瑛周辺はどこを撮っても絵になるな。
何時間でも滞在できる(。д°)

最後は大雪山の全てを見渡せる就実の丘へ。
唯一雲のかかっていなかった旭岳を背にして
相棒と共に構図に収まった(‘ω`)σ



8月12日。これで台風は通り過ぎたはず・・・
まず狙うは十勝岳。北海道の中心部にある大雪山国立公園。
その南部にある十勝岳連峰にある標高2077mの主峰だ。

直近で1988年に噴火している活火山のため
羊蹄山とはまた違った荒涼とした世界が広がっていそう。
登山口の望岳台より5:00にスタートを切る!

望岳台の石碑から十勝岳を見上げる。
登山口から既に山頂が見えておりどこまで登ったのかがわかりやすい山だな。
しかし雲多いなぁ・・・台風過ぎたんじゃないのかよ(;´・ω・)

見晴らしの良い荒野を登ってゆく。
十勝岳に隣り合う山は美瑛岳&富良野岳とわかりやすい名前。
美しい町の名前を冠する山となると
景色への期待度も上がってしまうというもの。
今回は時間の都合で登れないが
どんな景色が見れるのかいつか必ず縦走したい!

昭和火口の縁あたりで突如暴風襲来しバランス崩して火口に落ちそうになる。
風に抗いながら斜めになってなんとか渡り切った←

砂漠のような砂地をひたすら登ってゆく。
火山を登る旅毎度思うけどここは本当に地球なのだろうか・・・

ピーク周辺は白い爪痕のような谷が無数に刻まれている。
いいねぇ・・・この迫力が火山ってもんよ!

白黒で撮るとやはり月面感が出て面白い。
奥に見えるのが美瑛岳のようだ。

2時間半程度で山頂標識っぽいの見えてきた。
已然として風は強くぼんやり雲が掛かっている。
まだ台風全然残ってんじゃんよ・・・(´Д`)
でも、爆風というとこは雲が取れる可能性も十分あるってこと。
信じるぜ、十勝岳!



山頂到着と同時に雲が飛散。振り返るとそこには
登ってきた火山台地の向こうに遥かなる地平線が!!
ありがとう・・・十勝岳(´;ω;`)

爪痕の刻まれた稜線の向こうには美瑛岳もチラ見え。
この後再び雲に覆われ景色は閉ざされてしまう。
一瞬だったけど十二分に十勝岳連峰の素晴らしさは心に刻まれた。
次は縦走してみたいという思いがより強くなった!

最後は十勝岳の十文字ポーズで記念撮影!
凄まじい暴風が俺の髪をスーパーサイヤ人化させる←
この環境だとゆっくり飯というわけにもいかないので
行動食だけねじ込み足早に山頂を後にした。



下山中に空は少しづつ青さを取り戻し
より美瑛岳がはっきり見えるように。

美瑛岳の手前に鋸のような稜線の山を発見。
地図見たら鋸岳って書いてあった。
・・・そうなっちゃいますよね←

青空を貫く登山道。
こんな稜線をいつまでも歩いていたい(´▽`*)

てかメッチャ晴れてきてんじゃん・・・
美瑛岳の隣の美瑛富士までバッチリ見えるし。
登頂タイミングを誤ったか( ;∀;)

9:15下山!わずか4時間で往復してしまった。
駐車場は車で埋め尽くされていて人気の山であることがうかがえる。
今から登る人は最高の景色を楽しめるのだろうな・・・

まぁ後ろを向いてもしかたない。
俺にはまだやることが残されている( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ
次なる頂へ向けて、地平線の彼方へと走り去った!

ルートレビュー

難易度:D
火山岩の多い荒れた地形ですが
一般的な登山道の範囲です。

体力度:D
標高2077m 標高差1145m 平均斜度13°
登り4:05(5.1km) 下り2:50(5.1km)
標高差はあるほうですが距離は短めかつ
景色が良いため不思議と辛さを感じずに登れる山です。

展望:A
登山口である望岳台から景色が良く
地平線を見渡しながら高度を稼いで行けます。
昭和火口や爪痕の刻まれた火山台地が登山者を飽きさせず
山頂からは変化に富んだ十勝連邦の絶景が迎えてくれます。

総評:A
最初から絶景かつ難易度も程よいため
北海道の山では初心者に最適と言えます。
登山に加えて麓の美瑛や富良野の観光を交えれば
このエリアを最大限に楽しめるはず。

締めの一言
北海道の広さを知りたいなら、十勝岳に登るべし!

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