百名山

百名山44座目:至仏山~俺たちの頂~(14.09.08)

SNSの集い第七弾。
土日に谷口さんと山行を終えた翌日の月曜日に
休む間もなくSNSメンバーと合流。
全く、リア充はつらいなぁ?( ゜∀ ゚)←
未知の山があるのなら体力はハートで補うのが俺のスタイル。
連日登山なぞ慣れたものよ。

今回は未開である尾瀬にある百名山・至仏山(しぶつさん)へと挑む。
わりと近くにあるこの山を残していたのは理由があるのだ。
尾瀬は有数の観光地であるため週末は登山口である鳩待峠に
マイカー規制が入りシャトルバスでの入山を余儀なくされる。
これが駐車場1000円、バス代往復2000円というなかなかのエグイ金額( ´Д`)
駐車場は1台で済むけどバス代は人数分掛け算され金額が恐ろしいことに・・・

ところが平日であれば鳩待峠までマイカーアクセス可能になり
必要経費は駐車場代2500円÷参加人数!
つまり平日休みの面子が集まるタイミングをずっと伺っていた山なのだ。
今回運よく月曜に2人が集まってくれたので
たとえ連日登山になろうとも行かない理由がなかった。

尾瀬というと小学生の頃修学旅行で訪れ木道を歩いた記憶が朧げにある。
あの頃の記憶を、鮮明なものに上書きしてくるとしよう!( ・ㅂ・)و ̑̑



鍋割山以来のケイタ、苗場山以来のまみさんと再会。
グループにはもっと人がいるのだけれど毎回来てくれるのは
このレギュラーメンバーとなりつつある(-人-)

今回は様々な都合から当日朝に集合して鳩待峠へ向かい
登山口を11時と遅めのスタートを切った。

至仏山へのルートは東と南方面に2本あるのだが
東側登山道が登りの一方通行となっているため実質周回ルート1本のみとなっている。
まずは鳩待峠から尾瀬までの林道を歩く。
若干下りになっているのと二人とも久々の登山ということで
最初からエンジン全開。写真が追い付かねぇ(焦)

ものの40分で尾瀬ヶ原の入り口に到着。
改築中の至仏山荘を横目に早速湿原へと繰り出す。

そして待望の尾瀬ヶ原へ。
おおお。。なんか覚えてるぞ!
こんな風景と上空には青空と雲が浮かんでいたんだ。
幼少期の記憶が蘇ってゆく・・・(´;ω;`)
残念ながら至仏山へ向かうには尾瀬ヶ原はほとんど歩かないのだが
一瞬でも雰囲気を感じられたのは良かった!



尾瀬ヶ原から西へと向かい至仏山の東面登山道へと入る
整備された階段が続き非常に歩きやすい。
カメラを向けるとポーズ決めてくれる陽気な二人(´∀`)ノ

少し標高を稼ぎ樹林を抜けてから振り返ると尾瀬ヶ原の全貌が!
至仏山と対になるように座する
尾瀬のもう一つの百名山・燧ヶ岳(ひうちがたけ)の雄姿が実に映える。

さらに標高を上げていくと蛇紋岩という岩の露出したエリアが現れる。
元々滑りやすい岩質に加え多数の登山者が靴で研磨するもんだからもうツルッツル。
足の置き場所と力のかけ方に注意払う必要アリの難所だ。
東面登山道は一方通行になっている理由はまさにこいつの滑りやすさにあるのだ。

蛇紋岩エリアを過ぎると木道階段となり歩きやすくなる登山道。
標高は2000mを超え山頂まではあと僅か!



14:00過ぎに山頂到着。
残念ながらドン曇りで周囲の景色は望めず( ´Д`)
平日・曇天・午後という人の少ない条件が重なり登頂者は我々のみだった。
これが本当の私物山(^-^)←

私物化したのなら
贅沢に荷物を広げ
贅沢サイズのラーメンをかっ食らって
贅沢に山頂を使ってやろう( ꒪﹃ ꒪)

珍しく山頂標石は墓石のような立派な形状。
体を隠せるサイズだったので咄嗟に思いついた気持ち悪い構図←
贅沢に記念撮影に使ってやったぜ。

景色がないなら俺たちが被写体に!
曇天でも仲間がいれば楽しい(^-^)



なんだかんだ山頂を1時間楽しんだので南側の下山路へと足を進める。
こちらは至仏山の稜線を歩きながら鳩待峠へと戻る絶景が期待できるルート。
まずは隣にある小至仏山へと向かう。

運よく稜線の眺望はあり歩く先はしっかり見渡せる。
この景色をみるやいなや『フォオオオオウ!!ε==( ゜∀ ゚)』
と叫びながら走り去るケイタ←
俺『ちょwwどうしたwww( ゚д゚)』
ま『あんなキャラだったっけ?(´・ω・`)』
普段ローテンションな彼の言動に面食らう我々←

小至仏山は蛇紋岩と思わしき岩塊が露出するアルプスのような出で立ち。
きっとアルプスに行けていない彼の好山病が爆発したのだろう←

振り返ると至仏山にも同様の岩塊が連なる。
そして空には青空が広がり始める!

小至仏山から至仏山を望む。
いやぁ・・・尾瀬にもこんな立派な山があったんだなぁ。
イメージが更新されていくわ。

ケイタ『いい。。。俺はこのために生きてんだよ』
晴れてからキャラを外れた言動が目立ち始める彼w
きっと普段は様々なストレスで抑圧されているのだろう←



彼の心に呼応するかのように少しづつ晴れていく空。
雲と青空が虚空を舞う様に見とれる我々(´∀`)(。д°)(´¬`)

稜線から見下ろす尾瀬ヶ原。
実にいいな・・・次来た時は絶対歩くぞ!

雲の中に湖を発見した俺。
俺『ハッ、あれは・・・奈良俣ダムじゃあないか!
山からダム見えると感動するよなぁ?( ゜∀ ゚)』
ま『いやまったく』
ケ『全然わからん』

(´;ω;`)

稜線を歩き切った先にはオヤマ田代沢という湿原が出現。
山頂付近にも尾瀬を感じさせる風景があるとはニクイ演出。
空は完全に晴れ陽光が降りそそぎ池塘と湿原を彩ってくれた。

あとはここから鳩待峠まで一気に降りるだけ。
下りになったケイタは『フェエエエエイ!!』とさらなる咆哮を上げ加速!
俺も負けじと奇声を上げながら必死で追いかけたのだった←

16:40に鳩待峠へと帰還。
ケ『いや~楽しかったぁ(´∀`)』
俺『い、いつもと違う君が見れて俺も楽しいよ(゚Д゚;)』
ま『男はいつまでも少年だねぇ(´・ω・`)』

尾瀬にも立派な山があるということと
クールな男も時に発狂するという
それぞれの新たな一面を知れた登山←
こんなことができたのも至仏山を私物化できたからこそ。
周囲の山は見えなかったけど稜線の景色はしっかり味わえたし
なんだかんだ満足度の高い登山になった。

平日でも集まれるメンバーがいることに感謝は尽きない(-人-)
次こそはアルプスで一緒に発狂しようと誓い帰路へとついたのだった←

ルートレビュー

難易度:C
蛇紋岩エリアはかなり滑りやすいため足運びと力のかけ方に要注意。
それ以外は木道や階段の整備された歩きやすい登山道です。

体力度:D
標高2228m 標高差637m 平均斜度6.4°
登り4:00(5.7km) 下り2:05(4.6km)
距離、標高差ともに尾瀬を訪れる初心者でも問題なく登れる山です。

展望:B
東登山道の中腹からオヤマ田代沢付近の稜線までが良展望です。
登りながら振り返れば尾瀬ヶ原と燧ヶ岳を見渡せ、
快晴であれば山頂からは谷川連峰から越後三山の稜線。
そして日光白根山、武尊山、平ヶ岳などが確認できる絶景が広がります。

総評:B
登りやすさと広大な湿原が良さではあるものの
やはりアクセスまでのコストがかかるのがネック。
混雑とコスト緩和のため冒頭でも書いた通り
やはり平日にゆっくり散策するのが
山の雰囲気とも相まって最善択と言えます。

締めの一言
叫び声で思い出す~♪~遥かな尾瀬~♪~遠い空~

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